2013年11月30日土曜日

水の大切さ









川に行く度にこんな話を子どもにします。
蛇口をひねって出てくるお水は、浄水場を通ってきます。
浄水場は、川や湖、貯水池や地下水などの水を人が飲めるようにするところです。
沈殿池やろ過で汚れを取り、細菌が繁殖しないように、
塩素で消毒をします。
こうして、口にすることができる安全な飲み物を作るためには、
これだけ大変なことをしなくてはいけないのです。
川や海の水が汚れてしまうともっと大変になります。
だから、今目の前を流れている川の水を汚すようなことをするのはやめましょう。
食べ物や飲み物の残りをそのまま流してしまうこともやめましょう。

例えば、コップ1杯の牛乳をそのまま川に流してしまったら、
イワナよりもうんと汚れに強い鯉が住めるくらいのきれいな状態にするのですら、
約2800リットルの水が必要です。
2800リットルというのは、お風呂の浴槽のお水約14杯分です。
それくらいたくさんのお水で薄めてやっと鯉も住めるくらいの水に戻すことができます。

こんな話をすると、これは大変だといわんばかりの顔をします。
だから、食べ物は残さず食べましょう。
残してしまったときはお水に流すのはやめましょう。
食器やお鍋の汚れや油はきれいに拭いてから洗うようにしましょう。
と、すぐにやれることを話すと、子どもは一生懸命取り組みます。

こういう取り組みが、とても大切だと思います。


近藤崇

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